MENU

【スモークブルーの雨のち晴れ 第2話 感想】アイスクリームが溶かす心の鎧――吾妻と久慈、8年越しの距離が変わる夜

スモークブルーの雨のち晴れ2
アイキャッチ画像は生成AIで作成しています

累計発行部数は70万部を突破!ボイスコミックYoutube140万回再生超え!
脱サラアラフォー同士のライフとラブを描く“大人ビターなラブストーリー”

本ページにはプロモーションが含まれています。
※本記事はドラマ「スモークブルーの雨のち晴れ第2話の内容を含むんでいます。ご注意ください!

久慈(渋谷謙人)の元で、翻訳のアルバイトをし始めた朔太郎(武田航平)。ある日、2年前に他界した久慈の父・義治(升毅)の介護用品を整理をすることになった朔太郎は、久慈家に残る親子の記憶を知ることになり―。

スモークブルーの雨のち晴れホームページより

知らない間にテリトリーに入り込んでる朔太郎
ある意味カリスマだ

姉の家に自然と入り込む
久慈の家にも、心にも自然と入り込む

気づいたらそこにいる感
しかも受け
あの視線でみつめられると理性なくなりそう

そんな世界線。

久慈の会社を辞めた理由も語られ

どとこなく似ていない二人の世界線が
だんだんつながってく感じ

がする。

っということでレビューどうぞ!

目次

スモークブルーの雨のち晴れ 第2話 追憶

スモブルこと「スモークブルーの雨のち晴れ」第2話「追憶」。サブタイトルの通り、久慈静(渋谷謙人)が抱えてきた過去の重みが一気に開示された回だった。

原作は波真田かもめ先生によるBL漫画で、COMICフルール(KADOKAWA)にて連載中、累計発行部数は70万部を突破している人気作。読売テレビのドラマDiVE枠にて2026年4月6日から毎週月曜深夜1時29分に放送中で、TVerやFODでも見逃し配信されている。OP主題歌は青木陽菜の「最大幸福度」、ED主題歌はCROWN HEADの「Black out」。第1話から話題沸騰中のタイトルだけど、個人的には第2話で一段ギアが上がった印象。

「元同僚で、まあまあ顔が良くて、ゲイ。料理とセックスがうまい」

冒頭、吾妻が姉から久慈がどんな人か問われる。
そこで思う

元同僚で……まあまあ顔が良くて。今は医療翻訳をやってる。
あとゲイ。料理とセックスがうまい。

この淡々と分析、最高か。

表面上はフラットに並列しているようで、情報の解像度が明らかにおかしい。”まあまあ顔が良い”という照れ隠し、”料理とセックスがうまい”を同列に並べる無防備さ。吾妻は久慈のことをかなり意識している証拠が全部このセリフに詰まっている。

さらに吾妻が久慈の家のアイスを普通に食べているという描写。些細なようでいて、他人のテリトリーに自然と入り込んでいる自分を自覚し始めている合図。BL作品における「境界の侵食」の描き方としてかなり上品。

翻訳家は裏切り者――厳格な父の影

第2話の核となるのが、久慈の亡き父・義治(升毅)の遺品整理。2年前に他界した父の介護用品を片付けるシーンで、久慈がかつてどんな環境で育ったのかが浮かび上がってくる。

翻訳家は裏切り者っていうイタリアの諺だよ。
……翻訳家は原文に仕えろ。
深く潜り、作家の動きをじっと追え。
でもちゃんと戻ってこい

大学教授にして翻訳家だった父。久慈にとって”背筋を伸ばして気難しい顔をした大人”。その父が認知症を患い、久慈は会社を辞めて翻訳を学びながら最期を看取った。第1話時点では「嫌味で気だるそうな長髪の元同僚」という印象だった久慈の輪郭が、一気に立体的になる瞬間。

升毅さんの起用がまた絶妙で、回想に登場するだけなのに”厳格な父”の説得力が画面からにじみ出ていた。あの声と佇まいは反則。そして久慈がMR時代にNo.1の売上を競っていたような切れ者だったにもかかわらず、父の介護のために静かにキャリアを手放した事実。ここに「孤独な2年間」の意味が凝縮されている。

吾妻はその事情を、大げさなリアクションではなく、一緒に荷物を運び、汗をかきながら知っていく。言葉より先に身体を動かすタイプの寄り添い方で、これが吾妻というキャラクターの真骨頂。武田航平さんの、派手ではないけれど確実に”そこにいる”芝居が光っている。

縁側のアイスクリーム――甘さを許された男

個人的に第2話のベストシーン。縁側で二人がアイスを食べるくだり。

俺、大人になったらアイスは食わなくなると思ってた
うちの父親は食わなかったんだよ。
子供の食べ物だって言って

父親が”子供の食べ物”として禁じていたアイスクリーム。それは単なる嗜好品の話ではなく、久慈が長年封じ込めてきた「甘えたい」「誰かに許されたい」という欲望そのもののメタファーとして機能している。厳しい父のもとで、弱さを見せることを許されなかった男が、安いアイスバーを「うまい」と笑って食べている。

この笑顔を引き出したのが吾妻の存在で、吾妻が

縁側でアイスとか最高だよ。
俺、この家気に入っちゃったな

と漏らす。さらっと言ってるけど、実質”あなたの居場所を好きになった”宣言。久慈の過去ごと受け入れるというメッセージが、アイスクリームという何でもないモチーフを通じて届けられる構成。映像化したことで光と風と溶けるアイスの質感が加わって、ため息が出るほど美しい場面に仕上がっていた。

BL作品って、食事シーンが関係性の進展を示す重要な装置になることが多い。同じものを食べる、同じ空間で味わう。それだけで二人の間にある壁が一枚ずつ剥がれていく感覚。スモブルはその手法をかなり自覚的に使っていて、見ていて心地いい。

仕事を好きだと言えない不器用さ

久慈が手がけている翻訳書『ソングオブスプリング』のゲラ(校正刷り)を巡るやり取りも見逃せない。

家でできる仕事なら何でも良かった

と強がる久慈に対して、吾妻が

好きなんじゃん。別に照れんなよ

とツッコむ場面。

MR時代は数字と効率の世界で戦っていた二人が、今は言葉と向き合う静かな日々にいる。久慈は父から受け継いだ翻訳という仕事に、自分でも気づかないうちに愛着を抱いていて、それを吾妻に見抜かれる。見抜かれること自体が、二人の距離が縮まっている証。

「好きなことを好きだと言えない」って、BLにおけるど真ん中のテーマでもある。仕事の話と恋愛感情を重ね合わせるこの手つき、脚本の妙。

「キスしていいか」――受動から能動への転換点

そして第2話のクライマックス。別れ際、久慈から切り出すキス。

キスしていいか?

いいけど……。

なんだろう、何が違うんだろう。今夜のキスは

吾妻が「何が違うんだろう」と呟くのがたまらない。8年前のあの夜とは確実に何かが変わっている。でもそれが何なのか、まだ名前をつけられない。この曖昧なまま熱だけが上がっていく感じ、大人のBLならではの味わい。若さゆえの衝動ではない。

久慈から求めたキス。それだけで受動から能動へ、吾妻が久慈のテリトリーに侵食し始めてきた証。

「喪失の共有」がもたらす深い結びつき

第2話を一言でまとめるなら、「喪失を共有した二人が、初めて現在地で向き合った話」。

久慈は父を失い、孤独な2年を過ごした。吾妻もまたMR時代の自分を失い、再就職先で足踏みしている。互いに何かを手放した者同士が、片付けや荷物運びという地味な共同作業を通じて、過去の傷をさらけ出していく。ドラマチックな告白ではなく、汗と埃と安いアイスの中で関係が深まっていくリアリティ。

BLに限らず、人と人が本当の意味で近づくのは、華やかな場面ではなく、むしろ生活のなかの地味な瞬間だったりする。スモブルはそこを丁寧に掬い取ってくれるから、毎話じわじわ刺さる。

第3話では吾妻の甥・環(山本龍人)が久慈家に突撃してくるらしい。二人の空間に第三者が入ることで、関係性がまたひとつ試される展開が待っているはず。来週の月曜深夜が待ち遠しい。TVerとFODで見逃し配信もあるので、まだ追いついていない人は今のうちにぜひ。

つづく

主題歌情報

OPENING 青木陽菜「最大幸福度」

ENDING CROWN HEAD「Black out」

放送・配信情報

視聴情報

読売テレビ・ドラマDiVE枠、2026年4月6日(月)深夜1時29分スタート。
TVerほかで見逃し配信あり。

<サイト・SNS情報>
公式サイト

公式X▷▷▷
公式Instagram▷▷▷
公式TikTok▷▷▷

スモークブルーの雨のち晴れ 商品情報

漫画全巻ドットコム 楽天市場店
¥6,908 (2026/03/19 08:32時点 | 楽天市場調べ)

合わせて読んでほしいストーリー

Instagram@腐な男子

Instagram でフォロー

TikTok@腐な男子

スモークブルーの雨のち晴れ2

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次