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【腐男子が語る】BLドラマ「100日後に別れる僕と彼」が刺さりすぎる件|2026春ドラマの大本命

100日後に別れる僕と彼0
アイキャッチ画像は生成AIで作成しています

浅原ナオト(「彼女が好きなものはホモであって僕ではない」)の傑作小説がテレビドラマ化
“理想の同性カップル”伊藤健太郎×寛一郎 W主演その2人を追うディレクター鳴海唯 準主演

世界を変えたい僕。ただ隣にいたい俺。
2人の嘘と本音が交錯する100日間の記録を描いた物語

本ページにはプロモーションが含まれています。
※本記事はドラマ「100日後に別れる僕と彼の内容を含むんでいます。ご注意ください!

性的少数者のためのパートナーシップ宣誓制度について受けたインタビューが、 「萌える」とSNSで注目を集めた、春日佑馬(伊藤健太郎)と長谷川樹(寛一郎)の同性カップル。そんな2人に、同棲生活を100日間撮影するドキュメンタリー取材の依頼が舞い込み、同性愛者への理解を広めたい佑馬はそれを受諾する。しかしその時、佑馬と樹は、すでに破局していた。佑馬は樹を説得し、2人はカメラの前では仲の良い恋人を演じることに。そんなことを知る由もない映像制作会社のディレクター茅野志穂(鳴海唯)は、ありのままの彼らを記録しようと意気込むが……。完璧なパートナーでありたい佑馬とそんな理想に息苦しさを感じる樹。
カメラが捉えたのは、幸せな日常か、それとも巧妙に作り上げられた嘘なのか。
2人の嘘と本音が交錯する100日間の記録を描いた物語が幕を開ける──!

100日後に別れる僕と彼ホームページより

目次

浅原ナオトの遺作が、ついに実写化

2026年5月26日(火)深夜、MBS/TBSのドラマイズム枠で放送がスタートする「100日後に別れる僕と彼」。原作は浅原ナオトの同名小説。2023年5月にKADOKAWAから単行本が刊行され、2025年には角川文庫版も発売された一冊。

浅原ナオトといえば「彼女が好きなものはホモであって僕ではない」の作者。あの作品はドラマ版「腐女子、うっかりゲイに告る。」、映画版「彼女が好きなものは」として映像化されて大きな反響を呼んだ。自身もゲイであることを公表していた浅原は、2023年7月16日に悪性リンパ腫のため38歳の若さで急逝。「100日後に別れる僕と彼」が最後の著作となった。

その遺作の映像化。しかもBLドラマとして、深夜枠で。BL好きの男として、見届けないわけにはいかない。

あらすじ──「100日間、嘘をついてくれ」

物語の設定がまず巧み。

性的少数者のためのパートナーシップ宣誓制度についてインタビューを受けた同性カップル、春日佑馬(かすが ゆうま・28歳)と長谷川樹(はせがわ いつき・27歳)。そのインタビュー映像が「萌える」とSNSで拡散され、”理想の同性カップル”として注目を集める。

そんな二人のもとに「同棲生活を100日間撮影するドキュメンタリー企画」が舞い込む。同性愛者への理解を社会に広めたい佑馬はその依頼を受諾。

──ただし、佑馬と樹は、すでに破局していた。

佑馬は樹を説得し、カメラの前では”仲の良い恋人”を演じ続けることに。映像制作会社のディレクター・茅野志穂(かやの しほ)は、二人がすでに別れていることを知らないまま「ありのままの姿」を記録しようとする。

完璧なパートナーでありたい佑馬。そんな理想に息苦しさを覚える樹。カメラが映し出すのは、幸福な日常か、それとも緻密に作り上げられた嘘か。嘘と本音が交錯する100日間の記録──。

タイトルの時点で「別れる」って宣言されてるのに、それでも二人の関係を見守りたくなるこの構造。たまらない。

キャスト──伊藤健太郎×寛一郎の組み合わせが天才

春日佑馬 役:伊藤健太郎

広告代理店「ウェイブス」に勤務する広告プランナー。セクシュアルマイノリティが自分らしく生きられる社会を願う、正義感の強い青年。「今日から俺は!!」シリーズやNHK朝ドラ「スカーレット」など話題作への出演が続く伊藤健太郎が、”世界を変えたい”と願う佑馬をどう演じるのか。繊細さと芯の強さを併せ持つあの佇まいが、佑馬のキャラクターと重なる予感しかない。

長谷川樹 役:寛一郎

佑馬の元恋人。自由で掴みどころのない性格。2017年に俳優デビューし、映画「ナミヤ雑貨店の奇蹟」で日本映画批評家大賞新人男優賞を受賞した実力派。2026年は是枝裕和監督の映画「箱の中の羊」や「岸辺露伴は動かない」シリーズ最新作「泉京香は黙らない」への出演も控えている。樹の「ただ隣にいたい」という感情を、寛一郎がどこまで繊細に表現するか。相当期待値が高い。

茅野志穂 役:鳴海唯

映像制作会社「ライジング・サン」の若手ディレクター。朝ドラ「なつぞら」でドラマデビュー後、大河「どうする家康」、「Eye Love You」、朝ドラ「あんぱん」、「テミスの不確かな法廷」と着実にキャリアを積んできた鳴海唯が準主演。

腐男子的に注目したいのは、志穂の立ち位置。彼女は二人が別れていることを知らずにカメラを回す。つまり視聴者は「嘘だと知っている側」で物語を追うことになる。演じている二人の間に、それでもふとした瞬間に”本物”が滲む──そういう瞬間をカメラ越しに覗くスリル。ドキュメンタリー形式の劇中劇という構造がBL的にめちゃくちゃ刺さるやつ。

スタッフ陣が鉄壁すぎる

監督は草野翔吾。「消えた初恋」「こっち向いてよ向井くん」を手がけ、さらに浅原ナオト原作の映画「彼女が好きなものは」でもメガホンを取った人物。つまり浅原作品の映像化に深い理解を持つ監督が、遺作のドラマ化を引き受けた。

脚本は三浦直之。劇団ロロの全作品の脚本・演出を手がけつつ、ドラマ版「腐女子、うっかりゲイに告る。」の脚本も担当。映画「サマーフィルムにのって」「トリツカレ男」など、ジャンルを横断して活躍するクリエイター。

草野×三浦。浅原ナオト作品をそれぞれ別の形で映像化した経験を持つ二人が、最後の作品で合流する。公式Xで草野監督自身が「企画を持ち込んだのが2年前。ようやく皆様に届けられます」と投稿していた。その覚悟が伝わるキャスティングとスタッフ編成。

LGBTQ監修には柳沢正和、弁護士の河本みま乃が参加。丁寧に作られるドラマだということが、制作体制からも読み取れる。

BL好き腐男子として「ここが刺さる」ポイント

①「別れた後」から始まるBL

BLって「出会い→惹かれ合い→付き合う」の王道パターンが多い。けれど本作は「すでに別れたカップルが、恋人のフリを演じる」ところから始まる。過去形の恋が、偽りの日常を通じて変質していく。かつて本物だった感情の残滓が、演技の隙間から漏れ出てくる。

攻め×受けの文脈で読むなら、佑馬(伊藤健太郎)は理想を追求する完璧主義タイプ、樹(寛一郎)はその理想に息苦しさを感じる自由人タイプ。すれ違いの構造がもう完璧。

②”萌え”を消費する社会への自己言及

インタビュー映像が「萌える」とSNSで拡散される設定。まさにBL消費の構造そのものが物語に組み込まれている。同性カップルを”コンテンツ”として消費する視線と、当事者の葛藤。浅原ナオトが自らゲイとして生き、その視点から一貫して描き続けてきたテーマ。

腐男子としてBLを楽しむ自分自身の立ち位置についても、否応なく考えさせられる。そこがいい。エンタメとしての快楽と、社会への問いかけが共存している。

③ドキュメンタリー×虚構の多層構造

ドラマの中にドキュメンタリー撮影という劇中劇がある。視聴者は「カメラの前の二人」と「カメラの外の二人」を同時に見ることになる。

BL的快感ってまさに「見てはいけないものを見てしまう」スリルに根差している。その構造が、作品の形式そのものに埋め込まれているわけで。30分枠の深夜ドラマでこの仕掛けをどう成立させるか、脚本・演出の力量が問われる場面。三浦直之の劇作の手腕が活きるはず。

最後に──浅原ナオトが遺したもの

38歳で世を去った浅原ナオトが最後に書いた物語を、彼の作品世界を理解する監督と脚本家が映像にする。主演の伊藤健太郎と寛一郎が”理想の同性カップル”を演じ、鳴海唯がカメラ越しにその真実を探る。

BLドラマとして消費するだけじゃなく、「誰かの本音に触れること」の意味を問いかけてくる作品になる予感。腐男子として、いちBLファンとして、5月26日の放送開始を全力で待ちたい。

偽りの100日間が、本物の何かに変わる瞬間を、見届けよう。

放送情報・配信情報まとめ

放送開始は2026年5月26日(火)。MBSでは深夜0:59〜、TBSでは深夜1:28〜。いずれも火曜深夜(暦上は水曜未明)の放送。CBCテレビ、RKB毎日放送、北海道放送でもネット放送あり。

見逃し配信はTVerとMBS動画イズムで無料視聴可能。見放題の独占配信はFODが担当。リアルタイムで観られない場合でも追いかけやすい体制。

原作小説は角川文庫版が2025年5月に刊行済み。ドラマ放送前に読んでおくと、映像化での変更点や演出の意図がより鮮明に浮かび上がるはず。

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